ビルに入り十数分。 一階部分は殆ど何もない広い空間となっていて、ある程度回って特に彼女の感性に引っかかる何かが見つかることはなかった為現在は既に二階に上がっている。 二階に上がると一階とは対照的にいくつもの部屋があった。 それらすべての部屋に扉はついていなく、外部からも中が丸見えという状態だった。 「・・・どの部屋に入るんで?」 俺がそう言うと金澤は一言も言葉を発さず端の部屋、階段から一番遠い部屋へと入っていった。 探し物をする定石ではあるが、危険地帯に入る手段としては間違った行動だといえる。 しかし彼女は部屋の前までいって、立ち止まった。 「お、なんかいた?」 とりあえず、今回の目的である人影騒動の原因となるものを見つけたのかと思い俺は彼女に尋ねた。 「・・・・・・・・?」 やはり終始無言の彼女の背中越しに中を覗いてみる。 「・・・・・・コタツ?」 この土地の面積を考慮しなくても明らかな違和感がある程の大きな部屋の中には、これまた疑念を感じ得ないくらい田舎といって誰もが想像しそうな村の一般家庭によく馴染みそうなコタツがぽつんと1炬だけ置いてあった。 「なかになにかいるとか・・・・?」 ものすごく安易な発言をした俺のほうをちら見もせずに、彼女はコタツへと向かっていった。 普通ならここで「危ないって!」とか言う所なのだろうが、何故だか危ない感じはしない。 彼女はコタツの前で立ち止まり、やっと俺のほうを見た。 「・・・・・なんかここらへん微妙に暖かい」 そう呟いて、彼女は手招きをした。 明らかにおかしい状況。 しかし、なんだかとても魅力的なことが待っている気がした。 俺は渋々そちらに行くような顔で彼女のほうへと歩いていく。 しかし、その内面は何故か―――――楽しみで満ち満ちていた。
この度こんな小説を読んでいただき有難うございます。 正直、単にコタツを書きたくてその為だけに思いつきで3・4分で書いたものですので内容については触れないでいただけると助かります・・・。 ちゃんと読んでいただく為の作品も書こうとは思っているんですが、思っているだけで書くのはいつになる事か・・・。 愛想をつかされる前には書こうと思うので、愛想を尽かさないようがんばってください。 ・・・もう自分でも何を言っているやらさっぱりです。
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