真面目だけどちょっと抜けた生徒。
 このあたりが一番目立たない。
 完璧すぎるのや全く出来ないのは論外として、平均的すぎるのも目立たなすぎるのも勘のいい奴を侮ってはいけない、案外ばれるものだ。
 具体的に言うなら、英語の課題をプリントにまとめてやってきて、提出後に質問されたらわからないくらいの愛嬌は欲しい所だ。
 今日の英語の時間、早速実行してみた。
 予想外にうまくいっている。
 昨日は腕を痛めるという失敗をおかしたが、今日の調査及び足場固めは順調だといえる。
 ・・・今日はこの後は何人かの人間に自分の過去を一部話しておこう。
 自分の過去はそれなりに辛いものもある。
 それを聞いた相手なら、多少は行動に予想をつけやすい。
 何人かに話す。
 大体予想通り、まずは困った顔をしていた。
 ・・・後は今日は何かすることがあっただろうか。
 ない、かな・・・?
 ・・・・・久々に本でも読んで休もう。
 さして濃い一日でもなかったからか、時間が早く感じる。
 あまり計画とは関係のない学生生活を送る上での必要作業を終わらせる以外に、今するべきことは思い浮かばない。
 ・・・あれだ、もう少し調査枠を広げよう。
 予想よりはるかに余裕がある。
  いつの間にか運命に流され始める、というのだけは回避したいが、それだけは判断できるものではないしなぁ・・・。
 直感が運命なのか、試行錯誤から運命が生まれるのか。
 其れすらもわからないしな。
「・・・自分でなにが言いたいかわからなくなってきたな」
 とりあえず今日は用事を終わらせたら本を読んで早めに寝ようと思う。
「・・・俺やっぱ何かおきねぇとダメだな」

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